No.10 Part2『職人が勧める地震対策の建材って❓』〜住宅まるごとダンパー
ちょっと引っ張ってしまいましたが、社長に聞いてみたお勧めの制震建材は、これです❗️
『え❓こんなんで大丈夫❓』と私も最初は半信半疑でしたが、納得のメカニズムでした。
<住宅をまるごとダンパーにする制震テープ ® 工法>
制震テープ ® 工法とは、1,000m以上(延床 40坪の場合)の制震テープ® を家全体にバランス良く配置し、建物全体を制震装置として機能させ、住宅をまるごとダンパーにする工法です。
これは一般的な制震住宅の10∼100倍のエネルギー吸収材の量に相当します。
常に建物全体でやさしく地震の力を受け止めるのでバランス良く制震性能を発揮します。
<揺れ幅最大80%低減>
震度7を記録した阪神・淡路大震災相当の揺れを何度も与えた実物大振動実験において、制震テープ ® を使用すれば、住宅の揺れ(層間変位)を最大80%低減できることを確認しています。
これは、制震テープ ® を全体にバランス良く配置し、住宅まるごとダンパーにしているからこそ為せる業です。
<制震テープ ® のからくり>
イラストのように、大地震時に柱と梁が平行四辺形に変形するのに対し、面材は長方形のまま抵抗するためズレが生じ、釘が曲がったり折れたりします。
そのため住宅全体が緩み、地震の度に住宅の揺れ幅は段々大きくなっていきます。
このズレる部位に厚さ1mmの制震テープ ® を挟むことによって、振動エネルギーが熱エネルギーに変換され揺れが軽減されます。
<繰り返しの地震に強い>
下のグラフのように、制震テープ ® を施工した住宅は、繰り返しの大地震を受けても、ほぼ同じ住宅の揺れ幅を保ちます。
<余震∼損傷∼倒壊>
新築住宅は、比較的地震の影響を受けにくいのですが、木痩せや度重なる地震で建物が緩むと、地震波と共振して大きな損傷を受けることになります。
余震で損傷が進み倒壊に至るのも、このことが原因のひとつになっています。
最後までお読み頂きありがとうございます。営業の勝箆 孝道(かつの たかみち)です。\(^o^)
建築後もお客様一人一人が安心して生活していけるようスタッフ一同、心より願っています。
次回は地震対策をする以前に重要な、地盤調査です。No.11 『地盤調査って必要❓』をお楽しみに♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
※記事の内容、写真や図は制震建材メーカー、アイディールブレーン株式会社様より引用